第13章 Zend_Currency

目次

13.1. Zend_Currency について
13.1.1. Zend_Currency を使うべき理由は?
13.2. 通貨の操作方法
13.2.1. 通貨形式での出力の作成
13.2.2. 通貨の表示形式の変更
13.2.3. Zend_Currency の情報取得用メソッド
13.2.4. 新しいデフォルト値の設定
13.2.5. Zend_Currency の高速化
13.3. 以前のバージョンからの移行
13.3.1. 1.0.2 から 1.0.3 以降への移行

13.1. Zend_Currency について

Zend_Currency は、Zend_Framework の I18n 機能の中核となるものです。 通貨や金額の表現方法や書式についてのすべての問題を取り扱います。 また、その他の情報を取得するメソッドもあります。 たとえば各地域の通貨に関する情報や、 どの地域でどの通貨が使われているといった情報を得ることができます。

13.1.1. Zend_Currency を使うべき理由は?

Zend_Currency は、通貨や金額に関する作業を行うために以下のような機能を提供しています。

  • 完全なロケールのサポート

    Zend_Currency はあらゆるロケールに対応しており、 100 を超える地域の通貨情報を扱うことができます。 たとえば、通貨単位の名称や略称、通貨記号などの情報が含まれます。

  • 再利用可能な通貨定義

    Zend_Currency は通貨の値を含んでいません。そのため、この機能は Zend_Locale_Format に含まれていません。 しかしこれには、すでに定義されている通貨表現を再利用できるという利点もあります。

  • 流れるようなインターフェイス

    Zend_Currency は、可能な限り「流れるような」インターフェイスを採用しています。

  • 追加情報の取得用メソッド

    Zend_Currency にはさまざまなメソッドが含まれており、 「ある通貨がどの地域で使われているか」「ある地域でどの通貨が使われているか」 などといった情報を取得することができます。